布にイラストや名前を書くときに欠かせない「布用ペン」。
でも「洗濯したらにじんで落ちちゃった…」という経験をした方も多いのではないでしょうか。
本記事では、洗濯しても色落ちしにくい、にじまない布用ペンの選び方と、おすすめアイテムを徹底紹介します。
ダイソーなどの100均で手軽に買える油性のなまえペンから、発色の良い水性インクのカラフルなセットまで、編集部による実際の使用検証を交えてわかりやすく解説。
さらに、布の種類や描いたあとのケアによって色を長持ちさせるコツも紹介しています。
子どもの入園・入学準備で名前つけをしたい方や、オリジナルのTシャツやバッグを作りたいハンドメイド好きの方にぴったりの内容です。
この記事を読めば、失敗せずに自分に合った布用ペンを選べるようになりますよ。
布用ペンとは、布の上に絵や文字を書いても洗濯して色落ちしにくく、にじまないように設計された専用ペンのことです。
普段使う水性ペンやマジックと違い、繊維に定着する成分が含まれているので、洗濯しても落ちにくいのが特徴です。
記名用、イラスト用、デコレーション用など種類も豊富で、用途に合わせて選ぶことが大切です。
| 特徴 | 布用ペン | 普通のペン |
|---|---|---|
| 耐水性 | 洗濯に強い | 洗濯で落ちやすい |
| 発色 | 鮮やかで長持ち | 時間とともに色あせ |
| 用途 | 記名・イラスト・装飾 | 紙や一時的な用途 |
特に子どもの持ち物や、オリジナルのTシャツ・バッグづくりには必須アイテムと言えるでしょう。
布用ペンを選ぶときは、ただ「落ちにくいかどうか」だけではなく、インクの種類・ペン先の形・使う布の素材をしっかり見極めることが重要です。
ここでは代表的な選び方のポイントを整理します。
布用ペンには「油性」と「水性」があります。
油性インクは記名用におすすめで、速乾性があり水に強いです。
水性インクは発色が良く、イラストやデザインに向いています。
| 種類 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 油性 | にじまない・洗濯に強い | 色数が少ない |
| 水性 | 鮮やかな色合い | 油性よりは落ちやすい |
文字を書くなら細字・極細がおすすめ。
Tシャツやトートバッグに広く描くなら太字・ブラシタイプが便利です。
水性ペンの中には、描いたあとにアイロンをあてることで色を定着させるタイプもあります。
これを使えば耐久性がさらにアップし、洗濯しても色が落ちにくくなります。
ダイソーやセリア、キャンドゥなどの100円ショップでも布用として使える油性ペンが販売されています。
特に「なまえペン」は、子どもの持ち物や上履きの名前書きに便利で、気軽に購入できるのが魅力です。
ただし、イラストや細かいデザイン向けとなると、発色やカラーバリエーションで市販の専用布用ペンに劣る場合があります。
| 購入場所 | 特徴 | おすすめ用途 |
|---|---|---|
| ダイソー | 油性なまえペンが定番 | 上履き・体操服の名前書き |
| セリア | 類似の油性ペンあり | ハンカチやタグへの記名 |
| キャンドゥ | 低価格で入手可能 | 一時的な記名用途 |
結論として、100均ペンは「名前用」には十分ですが、イラストやおしゃれなデザインには専用布用ペンを選んだ方が安心です。
実際に編集部で、人気の布用ペンを使って洗濯後の落ちにくさやにじみ具合を比較しました。
検証したのは以下の3本です。
- マジックインキ なまえペン(油性)
- マービー 布描きしましょ(水性顔料)
- マービー ファブリックマーカー(水性顔料)
| 商品名 | 描きやすさ | にじみ | 洗濯後の状態 |
|---|---|---|---|
| マジックインキ なまえペン | 濃くはっきり描ける | なし | 全く落ちない |
| マービー 布描きしましょ | 発色がとても鮮やか | なし | 色あせずに維持 |
| マービー ファブリックマーカー | やわらかい雰囲気 | 少しにじむ | 全く落ちない |
結果は3本とも洗濯に耐えることができました。
特に「マービー 布描きしましょ」は鮮やかで発色が良く、デザイン用途に最適でした。
イラストを描きたい方にとっては、色の鮮やかさやカラーバリエーションが重要ですよね。
ここでは発色が良く、デザイン向けにおすすめの布用ペンをご紹介します。
10色セットで、太字と細字のツインタイプ。
耐水性があるため洗濯にも強く、子どもと一緒にお絵描きするのにもぴったりです。
黒やデニムなど濃い布地にもはっきり発色する水性顔料ペン。
16色展開で、Tシャツやバッグにデザインを描きたい人におすすめです。
ゴールドやシルバーなどラメ入りカラーがそろった布用ペン。
スニーカーやトートバッグをデコレーションして、オリジナル感を出すのに向いています。
| 商品名 | 特徴 | おすすめ用途 |
|---|---|---|
| KIYOHARA 布用染色ペン | 10色セット・ツインタイプ | 子どもとのお絵描き |
| マービー 布描きしましょ | 鮮やかな発色・濃色布対応 | Tシャツやバッグ |
| マービー テキスタイルペン | ラメ入り・華やかデザイン | デコレーション |
子どもの持ち物に名前を書く場合は、耐久性が高くにじみにくい油性ペンが安心です。
ここでは特におすすめの名前書き用ペンを紹介します。
100均でも手に入る定番アイテム。
油性インクで洗濯に強く、上履きやタオルの名前書きに大活躍します。
白やピンク、ブルーなどの不透明インクで、濃色布やデニムにくっきり書けます。
アイロンで定着させればさらに落ちにくくなります。
極細から太字まで3種類のペン先があり、薄い布から厚手のタオルまで対応可能。
入園準備や大量の名前書きにぴったりです。
| 商品名 | 特徴 | おすすめ用途 |
|---|---|---|
| マジックインキ なまえペン | 油性・速乾性・洗濯に強い | 上履き・ハンカチ |
| KAWAGUCHI 布用ミルキーなまえペン | 濃色布にも描ける | デニム・黒布 |
| パイロット 布書きペン | 極細〜太字あり | 入園準備の名前書き |
布用ペンは意外といろいろな場所で購入できます。
記名用・イラスト用など用途に合わせて探すと、最適な商品が見つかりやすいです。
手芸用品店(ユザワヤ、オカダヤなど)や画材店では、カラーバリエーション豊富な布用ペンがそろっています。
特にイラスト向けやデザイン重視の方におすすめです。
ダイソー、セリアなど100円ショップや一般の文房具店でも、記名用の油性なまえペンを手軽に購入可能です。
Amazonや楽天市場などのネット通販では、セット商品や海外ブランドまで幅広く取り扱っています。
レビューを参考にして比較しやすいのも大きなメリットです。
| 購入場所 | メリット | おすすめ用途 |
|---|---|---|
| 手芸店・画材店 | カラーバリエーションが豊富 | イラスト・デザイン |
| 100均・文房具店 | 安くて手軽に買える | 名前書き |
| ネット通販 | 品揃えが圧倒的 | 用途を問わず幅広く |
せっかく買った布用ペン、できるだけ長持ちさせたいですよね。
ここでは描いたデザインを長持ちさせるコツをご紹介します。
水性ペンの場合、描いた部分にアイロンを軽くあてることでインクが繊維に定着します。
必ずあて布をしてから低〜中温でプレスするのがポイントです。
ポリエステルなど化繊はにじみやすい傾向があります。
綿や麻など自然素材の方が色が定着しやすいのでおすすめです。
描いたばかりの布は、最低でも24時間以上乾かしてから洗濯しましょう。
裏返してネットに入れると、色落ち防止に効果的です。
| ポイント | 効果 |
|---|---|
| アイロンをあてる | 発色が定着し落ちにくくなる |
| 布の素材を選ぶ | にじみ防止につながる |
| 洗濯方法を工夫 | 色持ちが長続きする |
ここまで布用ペンの種類や選び方、おすすめ商品を紹介してきました。
最後に、失敗しないためのポイントを整理しておきましょう。
子どもの持ち物の名前書きには油性ペンがおすすめ。
イラストやデザインを楽しみたいなら発色の良い水性ペンを選ぶと満足度が高いです。
100均なら記名用に最適。
手芸店やネット通販ならカラー豊富なイラスト向け商品が手に入ります。
アイロンをあててインクを定着させたり、洗濯時にネットを使うだけで色持ちが大幅に変わります。
描いた直後にすぐ洗濯しないことも大切なポイントです。
| 選び方の軸 | おすすめ |
|---|---|
| 記名用 | 油性なまえペン(100均でもOK) |
| イラスト用 | 発色が良い水性ペン(マービーなど) |
| 黒布・デニム | 不透明インクタイプ(ミルキーなまえペンなど) |
布用ペンを正しく選び、少しの工夫を加えることで、世界に一つだけのオリジナル布アイテムを長く楽しめるようになります。
